9サービスの比較結果



サービス名 Funds オルタナバンク クラウドバンク AGクラウドファンディング OwnersBook COMMOSUS CAPIMA Bankers FunvestFunvestロゴ
リリース 2019年 2020年 2013年 2021年 2014年 2019年 2022年 2020年 2021年
想定利回り 約1.0~3.0% 4~12% 約5.8% 約1.0~6.0% 約3.0~5.0% 約3.0~7.0% 約4.0~8.0% 約1.8~6.0% 約3.0%
主な融資先 上場企業 ・不動産
・海外向けローンなど
国内外の中小企業 ・アイフル
・不動産担保ローン
・国内不動産
・米非上場REIT
・国内不動産
・金融事業
・国内不動産
・再生可能エネルギー
・コーポレートローン
国内の金融事業者 国内外の多様なファンド

※各社Webサイトより作成。オルタナバンクはリニューアル前のSAMURAI FUNDも含む。想定利回りは税引き前。

近年、「手軽さ」や「利回りの高さ」などの理由からクラウドファンディングが急拡大しています。

その中でも融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)は資産形成手段の1つとして注目を集めています。

ソーシャルレンディングは「何を重視するか」でおすすめが変わるので、失敗しないためにも各サービスの特徴をつかむのが大切。

今回は初心者の方やこれから始めたい方に向けて、2025年注目のソーシャルレンディングを比較していきます。

目次
  1. ソーシャルレンディングのおすすめランキングTOP9
    1. Funds(ファンズ):1円からローリスクで上場企業に投資
    2. オルタナバンク:実績と投資先が豊富にある
    3. クラウドバンク:実績重視
    4. AGクラウドファンディング:実績豊富なアイフルに貸付
    5. OwnersBook(オーナーズブック) :国内初不動産特化型クラファン
    6. COMMOSUS(コモサス):ファンドの多様性
    7. CAPIMA(キャピマ):積極的なキャンペーン
    8. Bankers(バンカーズ):経営陣が信頼できる
    9. Funvest:大和証券グループ
  2. そもそもソーシャルレンディングとは?
  3. 安全性の高いソーシャルレンディングを項目別で比較
    1. 想定利回りで比較
    2. 融資先で比較
    3. 実績で比較
  4. 【まとめ】おすすめのソーシャルレンディングで投資を始めよう!

ソーシャルレンディングのおすすめランキングTOP9

以下では、有名なソーシャルレンディングのおすすめを、ランキング順で1社ずつ紹介します。

オルタナバンク:実績と投資先が豊富にある



サービス名 オルタナバンク
運営会社 SAMURAI証券株式会社
サービス開始 2020年
※リニューアル前のSAMURAI FUNDの開始
正常償還率 100%
累計募集金額 約125億円
平均予定利回り 4~12%
公式サイト https://www.alternabank.jp/
平均予定利回りは税引き前。

オルタナバンクは、SAMURAI証券株式会社が運営するソーシャルレンディングサービスです。

2023年1月に、それまでの「SAMURAI FUND」からオルタナバンクへ名称変更しました。
オルタナバンクでは不動産や有価証券だけでなく、ベンチャー企業や新興国など国内外問わず、一般投資家では投資が難しいような投資先に投資できるという魅力があります。

投資先一覧としては、以下の通りです。
  • 国内外分散運用型パッケージ
  • 【毎月分配】国内不動産短期ブリッジパッケージ
  • 【毎月分配】海外向け中期ブリッジローン
  • 【SDGs貢献・毎月分配】ESG投資型
運営会社による厳格な審査の結果で選ばれた投資先のみ募集されており、完了ファンド322件(24年11月時点)すべてが元本償還率100%となっています。

また、SAMURAI証券株式会社は日本でわずか8社しかいない3種類の業務を行える証券会社となっています

投資金額に応じたプレゼントキャンペーンを実施中。
オルタナバンクの元本償還実績は100%、利回り4~12%の案件が多いです!


オルタナバンクの公式サイトを見る

Funds(ファンズ):1円からローリスクで上場企業に投資



サービス名 Funds
運営会社 ファンズ株式会社
サービス開始 2019年
正常償還率 100%
累計募集金額 約272億円
平均予定利回り 約1.0~3.0%

Fundsは1円から投資でき、2024年11月には累計募集額が800億円を突破した最大手のソーシャルレンディングです。
参考:PR TIMES「固定利回り投資のFunds、累計募集額が800億円を突破」

また、上場企業参加数が業界No.1なのでリスクを抑えた運用も期待できます。

Fundsでは、上場企業または監査法人の監査などを経た企業のみが参加でき、全てに対し社内の元バンカー、公認会計士、元株式アナリストなどで構成された審査部門が審査を実施しています。

ファンドの中には「Funds優待」と言う、株主優待のようなものもあるんだよ!

Fundsの評判としては、以下のような点が挙げられます。
  • 1円から1円単位で始められる
  • 今まで貸し倒れが無かった
  • 分散投資として良い

 

「まずは少額でもソーシャルレンディングを使ってみたい」という方は、Fundsで無料口座開設から始めましょう。

そして、当サイト「クラファン比較ラボ」読者限定のキャンペーンも2024年8月19日〜12月27日まで実施中です。

株式投資やFXのような値動きのある投資が苦手な人にも、Fundsはおすすめだね!

本キャンペーンを機にFundsに口座開設、そして投資を検討してみましょう。

クラウドバンク:実績重視



サービス名 クラウドバンク
運営会社 日本クラウド証券株式会社
サービス開始 2013年
融資元本回収率 100%
累計応募金額 約2,000億円
実績平均利回り 5.80%

クラウドバンクは、圧倒的な実績が最大の特徴です。

ファンドの累計公開数は4,000件以上、業界・事業内容も幅広く揃えています。

また、各融資先に担保を設定しているので、債務不履行となった場合でも担保を現金化して投資家へ返済することが可能です。

AGクラウドファンディング:実績豊富なアイフルに貸付



サービス名 AGクラウドファンディング
運営会社 AGクラウドファンディング株式会社
サービス開始 2021年
正常償還率 100%
累計募集金額 約45億円
平均予定利回り 約1.0~6.0%

AGクラウドファンディングは上場企業「アイフル」の子会社が運営するクラウドファンディングサービスです。

アイフルファンドでは、投資家はAGファンディング株式会社に対して出資し、AGファンディングはアイフル株式会社に貸付けを行います。

そのため、間接的にアイフルグループへ貸付ができるファンドとなっているのです。

不動産担保ローンファンドでは、事業資金を必要とする企業に対して不動産を担保とした貸付を行います。

アイフルファンドと比べるとリスクは高くなりますが、万が一貸倒や遅延が発生した場合は担保である不動産を処分し回収できるという特徴があります。

上場企業「アイフル」の子会社が運営!
会員登録は最短当日で完了します。


OwnersBook(オーナーズブック) :国内初不動産特化型クラファン



サービス名 OwnersBook(オーナーズブック)
運営会社 ロードスターインベストメンツ株式会社
貸付・債権管理等 ロードスターファンディング株式会社
サービス開始 2014年
正常償還率 99.6%(1件返済遅延のため)
累計投資金額 約400億円
平均予定利回り 約3.0~5.0%

オーナーズブックは、2014年にスタートした国内初の不動産特化型クラウドファンディングです。

今や、不動産を対象にした様々なクラウドファンディングが存在していますが、オーナーズブックはその本家です。

10周年を迎えたオーナーズブックは、リーマンショックも経験した不動産のプロたちによって、厳選された案件が提供されています。

募集形式は「先着」と「抽選」に加えて、「株主優待(先行申込)」が設定されている案件もあります。

親会社であるロードスターキャピタルを保有しており以下の条件にどちらかに当てはまる場合、「株主優待用投資枠」を受け取り、先行申込が可能です。
  • 直近の優待基準日(6月30日及び12月31日)及びその前の優待基準日において、連続で保有株式数1,000株以上として株主名簿に記載または記録された方
  • 直近の優待基準日において、2021年1月1日以降で初めて保有株式数1,000株以上として株主名簿に記載または記録された方

COMMOSUS(コモサス):ファンドの多様性



サービス名 COMMOSUS(コモサス)
運営会社 株式会社コモサス
サービス開始 2019年
累計応募金額 約36億円
実績平均利回り 3.0~7.0%

COMMOSUSは元々「CAMPFIRE Owners」というサービスで、2022年12月1日にサービス名称を変更しました。

2022年8月にCAMPFIREグループからマネジメントバイアウト(MBO)を完了し、現在は株式会社TRIADと資本業務提携をしています。

COMMOSUSは最低1万円から投資でき、利回りが比較的高くなっています。

投資対象は国内不動産や金融事業などのファンドが多いですが、社会貢献事業や海外農業支援事業など多様なファンドを掲載しています。

借り手の思いや具体的な事業計画について、インタビュー等を通して発信していて、借り手のことを知った上で投資ができます。

CAPIMA(キャピマ):積極的なキャンペーン



サービス名 CAPIMA(キャピマ)
運営会社 アバンダンティアキャピタル株式会社
サービス開始 2022年
平均予定利回り 4.0~8.0%
累計ファンド数 14
※2023年10月17日時点、出所:CAPIMA

CAPIMA(キャピマ)は、2022年にファンド運用を開始した新しいソーシャルレンディングです。

ESGやサステナビリティに貢献できるファンドなど、様々な事業に月々1万円から少額投資ができます。

Bankers(バンカーズ):経営陣が信頼できる



サービス名 Bankers(バンカーズ)
運営会社 株式会社バンカーズ
累計ファンド数 94件
累計募集金額 約115億円
想定利回り 約1.8~6.0%

Bankersは2020年12月にサービスを開始した新しい融資型クラウドファンディングサービスです。

注目すべきはその経営陣、株主です。

親会社の株式会社バンカーズ・ホールディングの代表取締役会長は、元三菱東京UFJ銀行の代表取締役も務めていた長田忠千代氏です。

また、株主にはインキュベイトファンドやCA Startups(サイバーエージェント)、ミンカブなど名だたる企業が名を連ねています。

Funvest:大和証券グループ



サービス名 Funvest
運営会社 Fintertech株式会社
累計ファンド数 120件
累計応募金額 約12億円
想定利回り 約3.0%

Funvestは大和証券グループとクレディセゾングループの金融・不動産のプロが集結して、案件発掘からファンド運営まで提供してくれるサービスです。

まだ実績は少ないですが、大手金融企業のグループ会社が運営している点は安心できますね。

また、ファンド一覧を見てみると、「モンゴル支援サステナブルファンド」や「ハウスくん収益不動産ファンド」などユニークなファンドが多いのが特徴。

そもそもソーシャルレンディングとは?

ソーシャルレンディングはクラウドファンディングの種類の1つで、融資型クラウドファンディングとも言われます。

その仕組みは、不特定多数の投資家から資金を集めて、最低成立金額に達した場合に企業に融資を行うというもの。

基本的に募集時に想定金利が決められていて、投資家は金利を利益として受け取ります。

安全性の高いソーシャルレンディングを項目別で比較

以下では、各ソーシャルレンディングのサービス特徴を比較していきます。

ここでの比較基準は以下のとおり。
  • 想定利回り:年率の平均/想定利回りの高さ
  • 主な融資先:融資先企業の種類
  • 実績:過去のファンド数、募集実績、正常償還率など

想定利回りで比較

9サービスの比較結果

▼サービス名クリックで詳細説明の場所にジャンプします。


スクロールできます

サービス名 オルタナバンクオルタナバンクロゴ FundsFundsロゴ クラウドバンククラウドバンクロゴ AGクラウドファンディングAGクラウドファンディングロゴ OwnersBookオーナーズブックのロゴ COMMOSUSCOMMOSUSロゴ CAPIMACAPIMAロゴ BankersBankersロゴ FunvestFunvestロゴ
リリース 2020年 2019年 2013年 2021年 2014年 2019年 2022年 2020年 2021年
想定利回り 4~12% 約1.0~3.0% 約5.8% 約1.0~6.0% 約3.0~5.0% 約3.0~7.0% 約4.0~8.0% 約1.8~6.0% 約3.0%
主な融資先 ・不動産
・海外向けローンなど
上場企業 国内外の中小企業 ・アイフル
・不動産担保ローン
・国内不動産
・米非上場REIT
・国内不動産
・金融事業
・国内不動産
・再生可能エネルギー
・コーポレートローン
国内の金融事業者 国内外の多様なファンド

※各社Webサイトより作成。オルタナバンクはリニューアル前のSAMURAI FUNDも含む。想定利回りは税引き前。

ソーシャルレンディングは基本的に投資家の利益が「金利収入」なので、各サービスの想定利回りを知っておくのは重要です。

9サービスの中では、COMMOSUSやBankers、オルタナバンク、CAPIMAなどが比較的高いと言えますね。

また、AGクラウドファンディングはアイフル対象の貸付ファンドでは利回りが1%程と低めですが、不動産担保ローンの場合は6%ほどと高い利回りが期待できます。

ただ、利回りは高ければ高いほど良いというわけではありません。

投資の世界ではリスクとリターンの関係性があるため、リターン(利回り)が高いということはリスクも比較的高くなるという点は覚えておきましょう。

融資先で比較

自分のお金を貸す際に重要なのは「誰に貸すか」ですよね。

サービスによって、融資先の業種や条件は異なります。
融資先の特徴
  • Funds:厳しい審査を通過した上場企業が多い
  • オルタナバンク:日本だけでなく海外の事業者向けのローンなど幅が広い
  • クラウドバンク:国内外の中小企業が多い
  • AGクラウドファンディング:アイフル(東証プライム上場)や事業者向け不動産担保ローン
  • OwnersBook:9割以上が国内不動産の事業者向け不動産担保ローン
  • COMMOSUS(コモサス):国内不動産や金融事業などの多様なファンド
  • CAPIMA(キャピマ):ESGやサステナビリティをテーマとしたファンド
  • Bankers(バンカーズ):金融業者向け融資や手形割引が多
  • Funvest:日本の収益不動産やモンゴルの銀行など多様なファンド
  • クラウドバンク:国内外の中小企業や再生可能エネルギーなどのファンド
おすすめサービスを再チェック
一番安心できる融資先としては、Fundsの上場企業でしょう。

また、AGクラウドファンディングも上場しているアイフルにお金を貸すファンドが多いため、貸し倒れリスクが低いと考えられます。

OwnersBookも親会社が上場していますので、信頼性の高いサービスです。

クラウドバンクやFunvest、COMMOSUS、CAPIMAでは多種多様なファンドがあるため、あなたの応援したい案件を探しやすいと言えるでしょう。

また、Bankersは独自の組成スキームである手形割引を組み入れたファンドを組成しており、他社にはないオリジナル性が魅力です。

実績で比較

ここでの「実績」とは、以下のような要素を指しています。
  • 貸し倒れ・遅延発生件数の少なさ
  • 償還率または償還金額
  • 公開済みファンド数
  • 累計応募金額
中でも貸し倒れ件数や遅延発生件数はサービスの信頼性にも繋がるので、選び方としても注目したいところ。

以下は、各サービスの実績を比較した表です。

サイト名 累計ファンド数 累計応募金額
Funds 495件 約832億円
オルタナバンク 494件 約446億円
AGクラウドファンディング 119件 約190億円
OwnersBook 359件 約540億円
Funvest 120件 約210億円
CAPIMA 41件 約27億円
クラウドバンク 6,674件 約3,044億円
Bankers 390件 約400億円
COMMOSUS 125件 約100憶円
2025年1月時点 

2013年からサービスを開始しているクラウドバンクが、ファンド数や累計応募金額において圧倒的な実績を誇っていることが分かりますね。

ただ、クラウドバンクは外貨建てのファンドなど種類がかなり多いため、初心者の方は迷ってしまうかもしれません。

2019年にサービスを開始したFundsも急激に実績を伸ばしていたり、OwnersBookも比較的実績を積み重ねてきています。

【まとめ】おすすめのソーシャルレンディングで投資を始めよう!

以上、ソーシャルレンディングサービスのおすすめランキングや利回りの比較などを紹介しました。

最後に、各サービスにおすすめな人をまとめます。
  • まずは大手で始めたい人
    オルタナバンク、Funds、クラウドバンク
  • 比較的高い利回りを求める人
    AGクラウドファンディング、COMMOSUS、CAPIMA、Bankers
  • 安定性を求める人
    OwnersBook、Funvest